湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

臨床化学実習~自動分析装置(その2)

Wです。

病院では検体検査(一般/免疫化学/血液等)の大部分は

『自動分析装置』で測定し、リアルタイムに精度管理(結果の質の保証)

を行って臨床側に報告することになります。

 

学内実習では『用手法』で<測定原理>や測定操作を学びますが、

今回は自動分析装置【株式会社エイアンドティー】を用いて

Na・K・Cl<イオン選択電極法>と血糖<GOD酸素電極法>を測定しました。

同一検体を多重測定(n=10)して同時再現性(CV%)を計算しました。

4項目ともCV1%以内で精密さは良好、ばらつきはありませんでした。

キャリブレーションや精度管理用試料の測定など日常メンテナンスが大事です。

 

なお、各サンプル(①~⑥)の平均を比較して測定値への影響(溶血/抗凝固剤の塩/

血球分離までの放置温度など)について考察しました。

①血清 ②溶血血清 ③血漿(EDTA-2K) ④血漿(ヘパリンNa)

⑤全血24時間室温放置後血清分離 ⑥全血24時間冷蔵放置後血清分離

 

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初めての光と色

mizuです。

 

1年生の実習は初めてがたくさん

これは光を使って色の濃さを測定する分光光度計を初めて使っているところ。

 

色が濃いと、光が色に吸収されて

通過する光が弱くなります。

どれくらい通過できたか?=透過率

光がどれくらい吸収されたか?=吸光度

この二つの関係はとても大切で、国家試験にも出題されます。

 

絶対覚えてね☆

 

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準備万端?

hiraiです♬

 

明日の2年生Aクラスは初めての臨床生理学実習があります。

検体系の実習と違う点は、各班で実習内容が違うところです。

 

それに合わせて、前日である今日、「実習前課題」を渡しています。

少しでも基礎的な内容を踏まえ実習に臨んで欲しい、そんな親心。

各班長さんが「課題」を受け取りに来ますが、

説明を聞いてるその真っ直ぐな瞳がとても初々しく…。

そうそう、常に新鮮な気持ちで取り組んで欲しいなと思います。

 

将来、患者さん相手に繋がる臨床生理学実習は、

「接遇」を学ぶための絶好の機会です。

髪色、髪型、服装、爪などなど、準備は万端かな。

 

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血液検査~赤芽球と骨髄球~

mizuです。

 

今日は骨髄標本の観察でした。

血球の元となる細胞たちがたくさんいる骨髄

 

病気になると細胞の形や数が変わってくるので

白血病などの造血器腫瘍の診断には欠かせない検査になります

 

赤芽球系(将来は赤血球)と骨髄系(将来は好中球)の区別はできたかな?

この暗闇でのH先生レクチャーは貴重な時間だったのよ。

 

ちなみに、「はたらく細胞」の「赤芽球と骨髄球」の回は参考になりますよ♪

機会があれば是非!

 

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ジメジメの季節

高橋です

 

某ネットニュース情報では関東の梅雨入りもそろそろだそうで、

ジメジメした雨の季節が始まりそうです。

 

ジメジメといえばカビや菌の季節

 

臨床検査技師のお仕事には、病気の原因菌となるカビや菌を調べる「微生物検査」というものがあります

 

目に見えないくらいちいさーーーーい微生物(1/1000~3/1000mm程度)が

なんという微生物でどういう薬が効くのかを調べる検査。

 

検査する際には「培地」と呼ばれる微生物が増殖するために必要な栄養が含まれた寒天の上に

微生物を塗り付けて、温かいところで培養します。

 

1匹だと小さすぎてみえない微生物も、24時間培養すると微生物はどんどん増殖していって……

 

肉眼で見えるくらいの塊を作ります。(これをコロニーと呼びます)

 

このコロニーを使って、さらに様々な試薬や別の培地でこの微生物がどういう特徴をしているか

なんという微生物なのかを調べるのが、感染症の原因菌を調べる微生物検査です。

 

これから夏にかけて、食中毒などが流行し始める季節。

皆さんも目に見えない微生物に感染しないよう、感染対策はしっかりしてください。

 

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血液検査~網赤血球数算定~

mizuです。

 

血液検査の話ばかりですみません;笑

 

今日は網赤血球数を算定しました。

網赤血球はできたての赤血球なので

その数は骨髄での赤血球造血能を反映します

 

細胞小器官がまだ残っているのが網赤血球なので

リボゾームRNAを染色すると、

糸状の構造物が染まって見える赤血球=網赤血球(矢印の細胞)になります

この四角の枠を接眼レンズにセットしてカウントしやすくしています

*詳細説明は省略

 

この実習、ちょっとした実験もやっていて、

わざと、網赤血球が多い検体を調製することができます

 

去年、教育学会で発表したのですが

好評でした♪

 

別の実習でも工夫して、理解と興味を高めたいと考えています

学んだこと、身に付けた技術は奪われることのない財産になります

余すことなく、自分のものにしていきましょう☆

 

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臨床化学実習~自動分析装置~

mizuです。

 

本日は臨床化学実習で自動分析装置を使った測定です。

*写真を撮りに行ったらすでに測定が終わっていて、やっている風をお願いしてパチリ

これはヤラセか。。。←嘘がつけない(;^_^A)

 

実際の医療施設では

大型の測定装置で様々な項目を同時に測定

かつ、搬送システム(プラレールのような感じ)で検体が移動していきます

 

自動血球算定装置もあっという間に測定できてしまいましたね

大量の検体を短時間に測定するという意味では自動分析装置にはかないません

でも、エラーが出た際や、予想を超える測定結果が出た場合など

非常事に対応できるかが大切

 

気がつく、考えられる臨床検査技師をめざして頑張りましょう♪

 

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病理の実習もスケッチ

高橋です

 

今日の2年生は両クラスとも1日実習day

臨床生理学実習と病理組織細胞学実習です。

 

病理組織細胞学実習では、各班に配られた薄ーーーーくスライスされた(約3/1000mm)

臓器の標本が貼り付けてあるスライドガラスを使って「特殊染色」を行いました。

 

今日の特殊染色は臓器の中にある "糖" を染める染色。

 

午前中に染色操作が終わり、午後からスケッチをします。

 

先生が実際の標本をプロジェクターで映写しながら

 

染色した標本のどこをスケッチするか説明し、それぞれ自分の顕微鏡で標本をスケッチをします。

 

 

臨床検査の授業では様々な科目で標本の観察(スケッチ)があります、

という説明をオープンキャンパスなどでさせていただくことがありますが、その際に

Q.来校者

「美術の成績が悪いんですが、実習できるでしょうか?」

と質問をされることも

 

A.高橋の場合

スケッチは観察したものをそのまま描くのではなく、

観察しながら見ているものがどういう構造をしているのか?を資料と見比べながら描いていきます。

 

「この細胞とこの細胞は繋がっていないけど、構造上繋がっているはずだよな」や

「ピンク色をしているけど、もう少し赤いはずだよな」とか

実際に観察しているものと教科書的な知識をリンクさせて適宜修正するようなことも。

 

 

絵を描くのが苦手だから…とか、美術が好きじゃない…という人でも

実習はできますし、臨床検査技師になれます!

 

臨床検査技師のお仕事に興味のある方は絵の得意不得意問わず、

オープンキャンパスなど是非ご参加ください!

(by 中学時代の美術の成績1の教員より)

 

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血液検査~特殊染色~

mizuです。

 

本日も血液学実習♪

*注 もちろん他の検査もやってます

 

先日の塗抹標本観察は「普通染色」でしたが、

今回は特定の成分のみを染める「特殊染色」です

細胞の鑑別、疾患の鑑別に有効な染色で

染色結果はカラフルです。

 

さて問題!

この染色は何染色でしょうか?

学んだばかりの2年生ならわかるはず!?

*ヒント:赤芽球は染まらない

 

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血液検査~塗抹標本観察~

mizuです

 

血液実習だらけの5月が終わったけど

6月もそこそこ実習ありまして、

このところ顕微鏡による血球形態観察が続いています。

 

先日は血液塗抹標本*を観察・分類・スケッチしました

*血液をスライドガラスに薄く広げて染色したもの

 

こちらはその時のスケッチ

なかなか特徴を捉えてくれている様子♪

 

さて、問題です。

この白血球の種類は何でしょうか!?

2年生の皆さんなら(もちろん3年生も)分かるはず!

 

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