湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

カテゴリ「授業」の記事

定期試験・1ヶ月前ですよ

Wです。

 

前期試験の日程(本試験7/29~8/6,再試験9/2~10)が発表になりました。

1年18科目、2年14科目です。

1年は基礎科目が中心、2年はすべて専門の検査学です。

計画的に準備して本試験で合格(原則60点以上)しましょう。

 

不合格になると

①補講や再試験で夏休みが半減します。

②再試験代も必要です。

③再試験で良い点数を取っても不可が可になるだけです。

なお、追試験は学校が認める正当な理由があって本試験を未受験のヒトが対象ですので、再試験(本試験が60点未満で不合格)とは異なります。

 

試験問題作成は簡単です。小テストやレポート課題など履修内容から選ぶだけですから。実力試験ではありませんよ。

 

問題は採点です。3科目(生化学・臨床化学・臨床化学実習で3頁×3科目)で延べ9頁×80人=720頁、採点時間を1ページ1分とすると12時間も掛かります。

 

グラフ、反応式、計算、説明など記述中心で国家試験形式(番号を選択するだけ)は少ないですから。適当に回答はできませんよ。

勉強して分からないことは講義資料、問題を持参の上、質問に来て下さい。

 

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細胞はみんな生きている♪

mizuです。

 

血液実習再開〜♪

今回は出来たてホヤホヤ赤血球=網赤血球の算定です。

 

普通染色では見分けがつかないので

網赤血球に残っているrRNAを染めて見分けました。

 

細胞内に青く染まる網状(顆粒状)構造物が見えるのが網赤血球です。

これが全赤血球の何%あるかカウントしました。

 

網赤血球のrRNA部分は網状に濃く染まり

元気のいい赤血球は色素を吐き出せて薄くしか染まらない。

寿命がもうすぐの赤血球は吐き出し悪く、濃く染まる。

 

H先生の素朴なイラストがお気に入り。

 

ペッと、色素を吐き出す赤血球は生き物のようです。

 

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実習機器・マイクロピペット

Wです。

 

病院では検体検査[免疫化学/一般/血液]はほとんど自動分析装置ですが、学内実習では<用手法>で測定原理や測定操作法について学んでいます。

 

例えば、未知濃度検体の濃度の求め方の一つに濃度既知の標準液と比較する<相対分析>があります。

検量線を作成して読み取るアレ(詳細は略)です。

 

<検量線作成法>には2通り(濃度勾配の設定の仕方)あります(2・3年生は分かりますよね)。

①標準液の希釈系列を作成する方法 → あとは標準操作法で測定するだけ

②標準液[一濃度だけ,希釈はしない]のサンプリング量を変化させる方法 → 総反応液量も変化するので容量補正が必要(誰ですか計算が分からないとは?)

 

特に②の方法はマイクロピペット(写真,10~100μLの間で容量可変)が正しく使えないと検量線は原点を通る直線になりません。

バラツキが大きい人は精密電子天秤を使って検定しましょう。

20.0μLなら0.0200gとなるはずですから。

道具(実習機器・設備)は正しく使いましょう。

 

 

余談です。

前回の続きで、現在水廻り4点のリフォーム工事中です。

 

浴室は完成しました。

 

今週は台所です。昨日解体したので何もありません。

 

カセットコンロとフライパン1つで出来るメニュー、今夜は「豚の生姜焼き」に決定です。

 

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撮り鉄じゃなくて撮り血

mizuです。

 

今回の実習は血球の特殊染色です。

種類の鑑別が難しい血球が持つ特定の成分だけを染色。

白血病の分類などでは欠かせない染色です。

 

実習ではペルオキシダーゼ染色を行い、各血球の形態をスケッチしました。

 

ちなみにこんな感じで染まりまして、褐色気味の顆粒があれば陽性です。

2時の方向がリンパ球→陰性

5時の方向が単球→弱陽性

10時の方向が好中球→強陽性

です。

 

正常な末梢血なので、わざわざ特殊染色しなくても見分けはつくのですが、

出現頻度の低い好塩基球は陽性顆粒も少なく見つけるのに手こずりました。

 

こちらは貴重な?POD陽性顆粒が見える好塩基球です。

 

濃厚な血液実習月間も一区切り。ちょっと一息つけるかな。

 

話は変わりますが、顕微鏡で見る細胞の写真撮影はこだわりが出ます。

特に病理検査を担当される先生方が撮られる写真はとってもキレイ⭐︎

とてもその域までは到達できませんが、、、

 

ちなみに通勤時に、プロ?の方々がこぞって撮っている何だかわからない電車をつられて撮ることもある。笑

何のために撮っているのか?

撮り鉄気質が少しあるのか?

 

ま、引き続き、撮り血🩸として観察を続けます。

 

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言い間違え

hiraiです。

 

3歳のお孫ちゃんは時々変な言葉を発します。

タンポコ → 一緒に歩いた時に目に付いた「タンポポ」のこと。

カペオレ → 最近お気に入りのドリンク「カフェオレ」のこと。

 

内容によってはママの通訳がないとまったくわからない時も多々ありますが…

本人は必死にお話をしているので、やっぱりかわいくて許せちゃうのです。

 

ところで、学生さんのレポートを見ていると、

ん?この単語は何だろう?どういう意味なんだろう?読めない…

と摩訶不思議な気持ちになることがあります。

 

本人は必死に書いているのでしょうが、

どんなにかわいい学生さんでも意味が通じないでは評価ができません。

どうか提出する前はよ~く確認をしてからお願いしますね。

 

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タラコ・イクラ・キャビア

mizuです。

 

血液実習は血球の形態観察に突入しました。

まずは血液を薄くスライドガラスに引き伸ばす塗抹標本の作製。

 

みんな結構上手にできちゃいました。

 

そして観察です。

白血球のうち、顆粒球3種類は細胞質のツブツブ顆粒がポイント。

 

好中球はタラコ(でも顆粒は見えづらい)

 

好酸球はイクラ(ツブツブはっきり見えます)

 

好塩基球はキャビア

*本来の色とは異なる色に染まる異染性という現象が見られます

出現率も1%前後と貴重!?

キャビアも貴重だね

*それにしてもスマホってすごい。ここまでよく撮れるものだ。

 

H先生の例えはいつも「なるほど」と、なります。

最後の口頭試問でだいぶ把握できたのではないでしょうか。

 

これから先は特殊染色に異常細胞の観察と、血球形態の沼に入っていきます。

特徴的な形を捉えること。

よく見て共に学びましょう。

 

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ホップ・ステップ・ジャンプ

こん◯◯はT.Hです。

 

4月12日(月) 授業開始

気がつけば5月下旬

 

1年生も学園生活になれ始めそろそろやんちゃな姿が見え隠れ・・・

小テスト勉強と時間的な余裕があまりない状態

2年生は各種実習にレポート提出等で疲れ気味

3年生は臨地実習で社会の洗礼と貴重な臨床現場体験中

 

7月末からの前期試験が待っています。

8月末には臨地実習も終了

 

今はステップ開始

あと少しで前期のジャンプが待ち受けています。

 

目標は進級・国家試験合格!!

でも、湘央らしさを保ちつつ学園生活をすごしてください!!

やはり「湘央魂」かな?

 

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細工大好き

mizuです。

 

5月は毎週血液実習🩸

 

血球数算定を終え、今回は

「赤血球沈降速度」の測定です。

 

採血した血液をウエスターグレン管(血沈管)という管に吸い上げ、

真っ直ぐに立てて時間と共に赤血球層がどれぐらい沈むかを見る

とてもシンプルな検査。

 

シンプルなのですが、

なぜ沈むか?に深い意味が。

 

この3本(左からC,D,E)は同じ人(=私)の血液なのに沈む速さが違います。

わざと、結果に影響が出るよう小細工を仕掛けたのだ。

 

この血液を顕微鏡で見てみると。

C 赤血球連なってるぞ(連銭形成ともいう)

 

D Cと比べたら結構バラバラね。

 

E なんだか赤血球があつまっている!

 

沈む速さの違いは赤血球同士がくっつきやすいか?がポイント

 

レポート提出は来週。

2年生の皆さん。ヒントになったかな?

質の高い考察を期待してまーす。

 

ちなみにこの赤沈管は真っ直ぐに立てるのが元々の方法なのですが、

臨床の現場では時間短縮のためにわざと斜めに立てたりします。

 

検査法は常に進化している。

私の小細工も進化している。

 

進化と成長。学生の皆さんと一緒だね☆

 

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GWは何をして過ごしましたか

Wです。

 

GWは何をして過ごしましたか。

普段は出来ない(したくない・やらない)裏庭の草刈りと水槽の大掃除を行いました。

 

水槽の管理として

①海水交換200L(三浦市長井漁港付近の防波堤から汲む)

②サンゴ砂補充10Kg(Amazonでフィリピン産を購入)

③ライブ・ロック交換(沖縄県の某ショツプから購入)

④濾過材交換(ホームセンターで購入)

⑤プロテイン・スキマー掃除[タンパク質を分解する前に除去する装置]

を行いました。

 

●下の水槽はシライトイソギンチャクに共生するクマノミ と南洋ハギ

 

それからGW開けに実施する<小テスト>も作成しましたよ。

M1生化学(②アミノ酸・タンパク質)

M2臨床化学(②血糖・糖尿病マーカー)/臨床化学実習(①血糖測定・GOD-POD法)

復習して合格点を目指しましょう。

 

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初めての採血!!

mizuです。

 

学校がスタートして一か月

だいぶ慣れてきた頃でもあるし、

環境の変化で疲れてきた頃でもありますね。

そんな中、2年生はとうとう初めての採血を経験しました。

 

多くの学生さんたちは成功しましたが、

失敗しても、必ずできるようになります。

不安になりすぎず、注意事項をよく守り、

落ち着いてトライしていきましょう。

 

実習は採血が目的ではなく、その後の赤血球数算定がメイン。

 

今は、自動血球算定装置があっという間に計測してくれますが、

実習では顕微鏡下で希釈した血液を「計算板」の上に流し、

規定区画上の血球を計測します。

 

のぞいてみると、こんな感じ。

*スマホで撮るとちょっと歪む・・実物の背景線は真直ぐに見えます。

 

この丸いつぶつぶを右手に握られている数取器で

カチカチとカウントします。

 

昔、野鳥の会でカウントして~と、

イメージで伝えてしまい、学生たちは数取器を

「野鳥の会」と、覚えてしまい大失敗。

 

最初の刷り込みって恐ろしい。

以降、「数取器」と言うように気を付けています。

・・・「野鳥の会」で通じます??

 

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