髙橋です。
授業中は気付きませんでしたが、今日は久しぶりの本格的な雨ですね。
こんな雨の中、2年生は輸血検査の実習の実技試験を行いました。
検査技師の仕事の一つである輸血検査。
出血や手術のため血液が不足している患者さんに対して、血液を補充する行為を輸血と言いますが、もちろん血液ならどんな種類でもかまわないというわけではありません。
輸血される側の患者さんの血液と補充する血液の血液型が一致していないと、輸血した際に患者さんの身体の中で塊ができてしまったり、血液が壊れてしまったりしてしまいます。
それを防ぐために2つの血液が、患者さんの身体の中で混ざっても大丈夫かどうかを調べるのが輸血検査です。
みなさんご存じのABO血液型と一度は聞いたことある(?)であろうRh血液型。
これ以外にもヒトにはたくさんの種類の血液型があります。
山のようにある種類の血液型を全て調べるのは大変ですので、まずABO血液型、Rh血液型を調べ、一致している血液を用意し、その血液と患者さんから採血した血液を混ぜて問題が起こらなければ、輸血OKというような流れになってます。
(実際はもっと詳しい検査がありますが簡単に)
今回の実技試験では、配布された血液(検体)の血液型を調べ、この血液を採取した患者さんに輸血をする想定で、補充する血液を選択するというものです。
実践に限りなく近い実技試験でしたが、2年生のみんなの出来はいかがだったですか?