ishiです
グラム染色は、細菌の分類に用いられる基本的な染色法ですが、開発されたのはなんと今から130年前のことでした。Hans Christian Gramという開発者の名前がつけられた染色法は、今日に至るまで廃れることなく、細菌検査室で日常的に用いられています。
このところ、我が1年生も「微生物学実習」で何回か挑戦しています。
グラム染色では、細菌の表層構造の違いから、グラム陽性菌は紫色に、グラム陰性菌は紅色に染め分けられるのでしたね?
さて、こちらはSくんの足裏から分離された検体のグラム染色標本です。
この検体中にも、紫色と紅色の2種類の菌体らしきものが見えます。
2種類混ざっているように見える理由はわかりますか?
染めムラ? イエイエ違います。 グラム染色の腕前はなかなかのものですよ。
紅色に見えているものの正体は何でしょう? ヒントは6月15日付けのblog 「2年目の余裕!? 1年目の感動!!」をご覧下さい。
種類は異なりますが、コレもアレと同じです!!
(1年生はコメントしてくれたら、「微生物学実習」の合格まちがいなし!?)