2年臨床化学(生化学検査学)の講義では
非タンパク性窒素<NPN>の各論を終えたところです。
測定方法(原理)は『酵素を試薬として用いた酵素的測定法』で次の通りです。
酵素の基質特異性により血中共存物質の影響を受けずに
測定対象物質の測定が可能です。
①尿素窒素 ウレアーゼ- GLDH法 (内因性アンモニアの消去)
②アンモニア 酵素サイクリング法
③クレアチニン CRN-CR-SOD-POD法 (内因性クレアチンの消去)
④尿 酸 ウリカーゼ- POD法
⑤ビリルビン ビリルビンオキシダーゼ法
また、2ポイントエンド法のタイムコース(2試薬系による内因性物質の消去)
および液量補正による吸光度の計算法についても学びました。
国家試験にも<○○を生成する基質と酵素の組合せ>は出題頻度が高いです。
測定法だけでなく代謝も含まれます。 理解して憶えましょう。 例えば、
1.尿 素-ウレアーゼ
2.尿 酸-ウリカーゼ
3.クレアチニン-クレアチニナーゼ<CRN>
4.グルタミン-グルタミナーゼ(中枢神経毒のアンモニアを一時的に無毒化して運搬・分解)
5.アルギニン-アルギナーゼ (肝臓の尿素回路で尿素を合成して無毒化)
Q1 NH3を生成 [ ①④ ]
Q2 CO2を生成 [ ①② ]
Q3 H2O2生成 [ ② ]
選択肢は同じで問題は3問できます。
模試③(10月6日実施の国家試験対策模試)にも出題されました。
正答率は[ 内緒? ]です。
国試まであと4ヶ月です。
模試で「アウトプット」できなかった問題は必ず復習しましょう。
やりっ放しでは得点の向上は見込めませんよ。
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