髙橋です
本日の綾瀬も暑い!!
湘央医学技術専門学校がある綾瀬市のお隣の海老名市では
6月中旬の気候だそうで既に夏日も迎えたそう。
髙橋は暑さに強いタイプですが、
身体が慣れるまでまだしばらくかかりそうです・・・。
近頃ニュースで伝染性紅斑(りんご病)や百日咳などの流行の話題をよく耳にします。
臨床検査技師のお仕事のひとつに、これらに目に見えない生き物である
"微生物" が原因となって起こる "感染症" の検査があります。
病気になると病院でお薬を処方される場合がありますが、
もちろん病気の種類によってその薬は様々です。
感染症の場合、同じ症状でも原因となる微生物の種類によって
治療に用いる薬も変えなければなりません。
そのため、感染症の治療には病気の原因となる菌の "同定検査" が必要です。
同定検査に際して、目に見えないごく少量の微生物に対して "培養操作" を行います。
微生物も人と同様に生きるためには栄養が必要なため、
水や栄養を含む "培地" と呼ばれる寒天に微生物を含む検体を塗り広げることで
微生物を増やすことができます。

種類の培地により色や成分も様々
これを "孵卵器" と呼ばれる機械の中に入れて、培地を温めて微生物を増やします。

孵卵器に

培地をいれて温める!!

温度は人の身体と同じくらいに設定
その後、一般的な微生物は約24時間で目で見えるくらいの量に増えます。

白っぽいツブツブが無数の微生物が塊になった "コロニー" と呼ばれるもの。
このコロニーを使って、微生物の形や代謝産物(産生する物質)を調べることで
微生物の種類を当てる "同定検査" です。
微生物検査ではこれらの操作に際してガスバーナーを使用するため、
これからの季節は暑くて大変。
本格的な暑さがくるのはまだ先ですが、
暑さに負けずに微生物検査がんばりましょうね。
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