先輩メッセージ(卒業生VOICE)
応用生物科学科 Biotechnology
ヤクルト製品の研究開発に必要な
資源を提供、
研究の基礎となる
業務に責任を持って
取り組んでいます。
中央研究所 安全性研究所(2020年取材時点)
豊田 仁美さん応用生物科学科2015年卒業
微生物の専門知識を増やし、
多くの種類の菌を判別し
取り扱えるようになるなど
自分の技術をさらに磨きたい。
ヤクルト本社 中央研究所では、乳酸菌や腸内細菌の基礎研究や、食品、医薬品、化粧品の素材開発など、幅広い分野の研究開発を行っています。私が所属している安全性研究所は、新規素材の安全性評価とともに研究者に対する研究資源の提供を担っています。
微生物を扱う実験では、まず“菌がいない”環境づくりがスタートになります。私は研究資源や実験機材を無菌状態を保って管理し、提供するとともに、微生物の培養や観察なども担当しています。任されているのは、会社の研究の基礎を支える仕事のため、責任を持って毎日取り組んでいます。また、検査方法や実験材料発注システムの改善や提案が採用されるなど、自分のアイデアが活かせる環境はやりがいになっています。
今後は自分の技術をさらに磨きたいです。そして、微生物の専門知識をより増やし、多くの種類の菌を判別し取り扱えるようになるなど、業務に関連する知識を深めていきたいです。
クリーンベンチでの無菌操作、
実習機器の取扱い、
実験報告書など、
仕事をする上での
基礎を学びました。
学べる時間は大学と比べれば半分。その他にも、同じバイオテクノロジー分野の専門学校には3年制のところもありますが、応用生物科学科 バイオコースは2年制です。当然ですが、授業はとても密度が濃いです。その2年という短い間に、ガラス器具の取扱いといった初歩からバイオテクノロジーの応用的な技術まで学ぶことができました。微生物の検査において重要なクリーンベンチでの無菌操作、顕微鏡などの実験機器の取扱いや観察、さらに実験報告書の書き方など、まさに今、自分が仕事をする上で必要な基礎を学びました。会社や施設によって、少しずつ違うところはあるかもしれませんが、応用生物科学科 バイオコースのカリキュラムは、どんな職場で働くことになっても必ず通用する基本をきちんと踏まえた上で、現場で活かせるという考え方に基づいていると思います。おかげで、入社後の業務にもスムーズに取り組むことができました。
現在社内では、ある研究エリアのサブリーダーとして、リーダーが不在のときには検査や実験を任されることも増えてきました。今後は新人の教育訓練や指導などを担当できるようになるのが目標です。その際には、バイオコース2年生のときに1年生の実習をサポートした経験が役立つのではないかと思っています。
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8 : 30
始業30分前に出勤
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9 : 00
[始業]ルーチン業務(スケジュール表に従い担当業務をこなす)
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12 : 00
研究室の女性メンバーでお昼ご飯(癒やしの時間)
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13 : 00
打ち合わせ
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14 : 00
ルーチン業務
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16 : 30
マニュアル関連業務、評価検討業務、検査業務など
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17 : 30
[終業]残務整理
Q1 湘央学園に入学した理由は何ですか?
高校時代は理系を専攻し、その中でも生物や化学といった科目が好きでした。進学もそうした好きな分野へと考え、大学への進学も検討しましたが、最終的には専門学校にターゲットをしぼりました。バイオテクノロジーを学べる専門学校は数少ないのですが、そうした中で真面目な校風に魅力を感じ、湘央生命科学技術専門学校への入学を決めました。
Q2 実際に学んで感じた湘央学園の魅力は何ですか?
応用生物科学科 バイオコースは2年制の課程でしたので、入学直後から実習授業がカリキュラムに編成され、密度が濃かったことです。学校での講義や実習は大好きでした。先生方の指導も将来を見据えたもので、どんな分野に進んでも困らないように、たとえば実習であれば準備から片付けまで一人でできるように鍛えられました。
Q3 在学中、どのようなことに力を入れましたか?
クリーンベンチでの無菌操作や顕微鏡をはじめとする実験機器の取扱いや観察、実験報告書の書き方など、それが現在の仕事の基本になっています。入学から卒業までの2年間は、朝から夕方まで授業がありましたが、放課後はたくさん遊びました。
Q4 湘央学園でよかったと思うところは何ですか?
結果が想定通りいかないときは、何度も実習を繰り返しましたので、粘り強く取り組む姿勢の大切さを学びました。安易に答えを教えるのではなく、どうして想定通りいかないのかを学生に考えさせる先生方の指導からは、自分で解決策を導く大切さを学ぶことができました。
Q5 就職活動のポイントは何ですか?
その仕事をしている自分をイメージしたときに「かっこいい!」「素敵だな!」と思えるかどうかが大切だと思います。プライベートの充実が仕事に好結果をもたらすこともありますので、自分のライフスタイルにあっている仕事かどうかを見極めるのも大事だと思います。
Q6 後輩へのメッセージをお願いします。
勉強も遊びも全力で取り組んでください。それらすべてが人生を豊かにしてくれると思います。自分がどんな仕事に就いたらいいのかわからない方も多いかもしれませんが、就職活動中にめぐりあうというのも“縁”です。どんな仕事でも苦労はあると思いますが、きっとやりがいは見つかるはずです。